今の暮らしが幸せだろうか?と自問自答したくなる一冊です。
あたりまえだった平凡な家族との時間。子供の頃の思い出など、それぞれ思うところがあると思います。そんな自分の小さい頃の思い出をついつい思い出し懐かしさに胸がジーンとする絵本が今回ご紹介する「When I was young in the mountains」です。
英語の絵本「When I was young in the mountains」とは
推奨年齢:5〜8歳
ページ数:32ページ
日常の暮らしを丁寧に生きる
この作品は著者のシンシア・ライラントが祖父母のもとに預けられた体験をもとに描かれています。おじいさん、おばあさんがいて、私がいて、とても穏やかであり、静かな暮らしです。炭鉱から帰ってくるおじいさん、ご飯をつくるおばあさん。なんのことはない暮らしではありますが、絵本にして読むととても暖かみがあるから不思議です。そんな毎日のくらしをひとつひとつ丁寧にこの絵本は読者に語りかけます。
この暮らしが幸せだといえることの大切さ
都会でもなく、近くに海があるわけでもない山に囲まれた場所での暮らしの中で私と村の人々はとても幸せそうに暮らしています。現代日本でモノに囲まれて生きる私たちにとってこのような山出の暮らしは、もしかしら不便なだけの生活かもしれません。しかし、そこに暮らす人々にとって、その生活が全てで、それが幸せなのだとこの絵本は教えてくれます。
この絵本を読み終わると、ふと自分たちの暮らしのことを思い起こさずにはいられなくなります。この本を読むと今の暮らしが幸せだろうか?と自問自答したい気持ちになるでしょう。
あなたは今の暮らしが幸せだといえますか?
まとめ
今回ご紹介したのシンシア・ライラント著作の「When I was young in the mountains」という英語の絵本です。「When I was young in the mountains」は落ち着いたストーリーもさることながら、絵の繊細さもすばらしく、作画を担当したダイアン・グードがコルデコット賞の次点の賞にも選出されています。
大自然の山の中でつつましく生きる生き方に、仕事や人間関係ででつかれた方は癒やされるのではないでしょうか。
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